『埼玉県立浦和図書館が廃館になる?』
さいたま市浦和区にある県立浦和図書館。
いま、埼玉県において廃館の方向で議論が進められている。
現在浦和、熊谷、久喜と3館ある県立図書館について最終的に熊谷に新設する新図書館に集約する。
廃館は、平成26年度末を予定しています。
本日は、県の関係者の方からご説明を頂きました。
外観も趣がある。
県の職員である技師が設計したもの。
埼玉会館とは設計者が別です。
開館は、1960年(昭和53年)。
昔の雰囲気がそのまま残っています。
吉永小百合さん主演の映画の冒頭部分の撮影にも使われている。
その時のサインや写真も残されている。
天井も変わったデザインとなっている。
おそらく当時としては新しかったのでしょう。
見ていて大変に興味深いです。
耐震性を示すIS値が最小で0.40となって、耐震性不足を示している。
また、バリアフリー化が全くなされていない。
そのため車椅子の方は、職員さんの助けがないと入館すらままならない。
その他、貸出窓口がバラバラなど情報化の対応ができていなかったり、市立図書館の新設や充実により、個人の貸出数が減少傾向にあることなどがある。
方向性は示されているものの、最終決定までにはまだ議論が必要かと思います。
特に、現在も当図書館が特色として強調している調査相談機能は、格段に件数が伸びています。
この点について、どう考えるのか。
(こういう冊子も)
また、廃館にするとして、地域の利便性の低下に対する対応策や市立図書館との調整も不可欠と思います。
それに・・・
単純に建物が歴史を感じさせて良いのです。
もったいない感じを持ちます。
どうしても廃館するなら後の活用法も含めて検討も必要です。
ただ・・・
この図書館は浦和のみなさんにとっては、地域の文化の象徴のような施設なのではないでしょうか。
本を貸すところがなくなって不便になる・・といった観点からだけの議論だけでは不足と思います。
気持ちの問題も大きいのではないでしょうか。
市民の皆さんの声を聞きながら、丁寧な議論が必要です。
さいたま市議会議員 小柳よしふみ
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小柳よしふみ さいたま市議会議員(国民民主党)
1965年生まれ。高砂小、岸中、県立浦和高校、慶應義塾大学商学部卒業。
90年埼玉銀行入行も父の突然の病死による家業継承のため、92年(株)埼京警備に入社。代表取締役就任。以降20年以上に渡り経営者として実務を行う。11年さいたま市議会議員に初当選(浦和区)15年、2期目当選。